今日もばたばたしてたけど、ちょっと一休み。
さて、土曜に、映画『DIVE!!』を観に行った話。
サッポロファクトリーにある「ユナイテッド・シネマ札幌」へ。
映画館に足を踏みいれたのなんて10何年かぶり。
夫が「やっぱ映画にはこれでしょう」と、ポップコーンを買ってくれたのだけど、それが1000円だというので「そんなに高かったっけ?」と思ったら、なんと、小さなバケツぐらいのサイズはあろうかという紙コップに盛ってある。それに、トールサイズの飲み物二人分つき。そりゃそのお値段だわ。

3種類の味があって、ハーフ&ハーフもできるということで、夫が「塩」を選んで私が「キャラメル」を選んだ。塩キャラメルだ(笑)。←もちろんその後、両方いっぺんに食べて塩キャラメルにしましたとも(笑)。
ポスターの前で一枚。

本当は3人の男の子のポスターなんだけど、右端の人が入らなかった。ゴメンね。
さすがに映画館に一眼レフ持っていくのはどうかと思ったから、これはコンパクトデジカメの写真。
くらげたちも観賞する。

どうしてかっていうと…このコたちのきょうだいが、この映画に出るから。
話は去年にさかのぼる。
7月の末にオレンジの「てのりくらげ」にご注文戴いた。

このコ。
そのお客様から「映画の小道具としてクラゲのマスコットを探していたのですが」と備考欄に書き添えてあったので、驚いた。映画!!映画に出るの、私のくらげが?
色を替えて、合計3匹ご注文戴いた。それがこのコたち。

一番左の青のコは、サンプルとして手元においてあるコだけど、右側の3匹はそういうことで、お買い上げ戴いた。「映画に使用してもよろしいでしょうか」と仰るので「あれでよろしかったらどうぞ」とお返事した。
なんか実感わかないまま、夫にメールしたら「すごいじゃん」と。…そうだ、確かに、考えてみればすごいかなあ。
で…なんの映画だろう。クラゲのマスコットが出てくる映画なんて…聞いたことがない。今作ってるんだろうけど…。
夫にも「で、なんの映画?」と聞かれた。それで「さあ…『くらげなまいにち』とか…『くらげのきもち』とか、そういうのかな」と返事に書くと、呆れたような文章で「そんな映画はない」…わかってるよ〜、ちょっと言ってみただけじゃん(笑)。
お客様からお返事で詳しいことを伺ったら、森絵都さんの小説『DIVE!!』の映画化だそうで。
森絵都さんというと、私は、デビュー作の小説を拝見したことがある。今は直木賞作家さんだ。『DIVE!!』について調べてみると、直木賞よりも前の作品だけど、飛び込みを題材とした青春スポコン小説ということらしい。それに、どうクラゲがからんでくるのかな。
そしたら、夫が、文庫本を買ってくれた。イッキに読んだ。面白かった!!
ただ…これ書いたらネタバレになっちゃうかな。クラゲの人形、確かに出てきたんだけど…ちょっとだけ。最初の方に2行だけ。これだけのために、小道具を探さなければならないのか。映画って大変だなあ。
最初はクラゲ探しのために読んでいたけど、そのうち話に引き込まれて、最後まで読んだ。
…うーん、嬉しいんだけど、読んだ限りでは、ほんの一瞬しか出てこないんじゃないかしら。
読んだ夫も「まあエキストラみたいなものかな」と。それでも、とりあえず、出るには出るらしい。
それが去年の8月ぐらいの話で、今年の6月に上映予定。
ばたばたと忙しくしてるうちに、今年の6月になって、「いつ行く〜?」と夫と相談して、スケジュールの都合で、公開初日の14日になった。
ちょっと寄り道なんだけど。
11日に、母と、姉と私とで、宝塚雪組札幌公演を見に行った。姉とは久しぶりに会ったんだけど、映画の話をして「土曜日公開なんだ」と言うと、口の悪い姉は「それさあ、探す方が大変じゃない?クラゲを」と。姉はどうやら、画面のすみにちらっと映る程度にしか思ってないらしい。とはいえ私も見たわけじゃないから、どんな感じでどのくらい出ているかはわからないから「そりゃもう、当日は、目を皿のようにして、探しますわ」と言うと笑ってた。
で、当日。
でっかいポップコーンを抱えて席について、静かに観賞。
…確かに、ちゃんと、出てた〜(*^^*)キャー。それも画面のすみではなくて、ちゃんとわかるように写ってた。
とはいえ、チョイ役なので、あっという間に出番おしまい。…原作を、暗記するほどまでに読んでいたから、原作の通りなのだとすると、このあたりでクラゲの人形が出てくると、わかっていたんだけど、いざ出てくると…なんかはずかしくて、正視にたえない〜!!
隣の夫を見てみると、こっちは見ないけど私が見ているのをわかっていて、にやりと笑ってた。
原作ではここで出番はおしまい。…しまった。はずかしくて、じっくり見てない!!…考えてみれば、私がはずかしくなる理由はなにもないんだけど。まわりの人には、私が作ったなんてわかるわけがないんだし。この、でっかいスクリーンに、くらげが映るなんて…この先二度とないことだろうに…あああ、もっとしっかり、じっくり見ておくんだった。
…ほんとうに、ちょっとだけだったけど、それでも、はっきり写ってたから、これだけでもう幸せ。ありがとうございます、制作スタッフの皆様。
…なんて思ってたら。そのあとに、また出た!!聞いてないよ〜!原作じゃあもう出てこないはず。
夫をちょいちょいつつきながら、今度はしっかり見た。画面の真ん中に、はっきりと、映ってますわ、くらげたちが。
出番はすぐ終わるんだけど、それでも、この不意打ちは嬉しい。顔もうつってるし(笑)。
結果として、数回、くらげたちが出ていた。いずれもすぐ出番は終わるんだけど…それでも、「私のくらげだ!!」とわかる出方で、出てきてくれた。それだけでもう私には勿体無いほど。
見終わって、余韻にひたりながら映画館を出た。ああ幸せ〜♪
夫に「思ったよりも出てたねえ」と言うと「上出来じゃん」と。彼も、1回しか出ないと思ったらしい。
最後の、スタッフロールも、全部見た。
キャストのほかに、脚本とか衣装とか、あと、岡山でロケしたから「岡山市」とも出ていた。今回お買い上げ戴いた方の会社名も、出ていた。それを見て嬉しかった。
エンドロールみてたら、1本の映画に、こんなにも、たくさんの人がかかわっているんだと、つくづく思う。会社名で出ているのだって、その会社には数人から数十人いるんだろうし。そんなふうに、名前も出ないほどの、大勢の中に、私もこうして、ほんの少しかかわることができたことを、幸せに思った。
…とまあ、こういうことだったんです。
それで「くらげを作っていてよかった」となるわけです。
だってこれがもし、原作に出てきたのが「クラゲの人形」ではなく「イルカの人形」だったりしたら…私にはこの話は来なかった。
夫の言う通りだったな〜。
あみぐるみを作るようになって、私は最初、くらげばっかり作っていたんだけど、そのうち違うものも作るようになった。そのうちくらげをあまり作らなくなった時期があって、そしたら夫が「くらげを作れ」って…。私は「くらげだけでなく、他のものも作れるようになりたい」と言うと「他のものも作ればいいけど、くらげももっと作れ」って。???
彼が言うには「そのうちくらげというとおまえだっていうことになって、そうすれば、クラゲの仕事はおまえにくることになるんだぞ」と。クラゲの仕事、って…(^^;。
まあ確かに、くらげのアタマに花つけたり、くらげをおくるみにくるんだり、くらげでそんなバカなことをしてるのはおそらく私一人のものだろうから。一人ぐらいこういうのがいてもいいか。
そんなふうに思って、いろいろなくらげを作ってきたけど…今回のことは、続けてきたことに対するご褒美のような気がして、とっても嬉しい。
とはいうものの。
もしも、作者の森絵都さんに、お伺いすることができたら。私はぜひ聞いてみたい。「どうしてクラゲの人形なんですか?」って(笑)。
多分、主人公の男の子のぽーっとした感じを、クラゲであらわそうということだったのではないかと私は想像するけれど、ご本人でないのでわからない。
とにかく、私は、おかげで、とっても素敵なプレゼントを戴いた気分。ありがとうございます♪
というわけでした。
あ、えーと、これを読んで、映画館に観にいこうと思って下さる方がいるとしたら。最初にお話しておきますが、これだけのために観に行かれると、「え?たったこれだけ?」となっちゃいますよ(笑)。出るには出てますが、すぐ引っ込んじゃいますので。
でも、映画自体は、原作を読んでなくても、初めての方にもじゅーぶん楽しめる映画です。10mの飛び込み台から飛び込むさまは、爽快ですよ〜。登場人物の少年たちは美男子揃いだし(^^)。
私の住む札幌は涼しいんですが、暑い地域では、涼しくしてくれそうな映画です。ぜひどうぞ♪
…長いお話につきあって下さってありがとうございます。
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