今日は「釣り」の日。
朝5時に出発(眠い…)。
起きてスグ支度をして出発したから、当然朝食なんてとってないし、出る時トイレは行ったけど、あちらで行きたくなったらどうしよう。
夫が「外ですればいい。人なんていないぞ」って言う。まあ確かに人はいないけど…でも、大勢いるんだよねえ、虫が。そんなとこでトイレなんて嫌だなあ。
こうなると、女性は大変だ。こういう時、男性はカンタンでいいなあ(笑)。
父が餌を忘れてとりに戻ったり、ちょっとハプニングが。
毎年行く釣りのポイントへ。
車から出るなり、歓迎してくれたのはアブの大群。まあ、山の中だから仕方ないんだけど…うるさい。しかもこいつら、咬むし。
「アブって何でたかってくるの」と夫に聞くと「血を吸うため」と簡潔に答えた。そうか。普段は、シカとか、クマの血を吸ってるわけだけど、厚い毛皮を着た野生動物より、肌のやわらかい人間の方が、血が吸いやすいごちそうなんだそうだ、彼らにとっては。
こういう虫を見てると、ハエなんて悪気がないなあ、と思ってしまう。食べ物にたかって鬱陶しいけど、少なくとも、ハエに咬まれたことないし。
虫よけと、薄荷オイルでガード。薄荷オイルは、いい香りで、あんなにいい香りをなんで虫が嫌うんだか、不思議。
父が、「ここいそうだぞ」と、ポイントを教えてくれる。餌のぶどう虫をつけてくれた。この釣り餌、白いイモムシで、あんまり触りたくない(笑)。
夫は、少し離れた場所で、持参したクーラーに川の水を汲んでいる。今年は、生きたまま連れ帰るらしい。
私は、さっそく釣りはじめた。つりにくると、空腹も、トイレに行きたい気持ちも、どっかいっちゃうから不思議(笑)。
小さいイワナと、ヤマベ(ヤマメ)ばっかり釣れた。どれも私の人指し指くらいの長さ。うーん。
あまり期待しないで、餌をおとすと、なにやら、棹が重い。「!?」と思って、上げると、大きなヤマベが!!やったーー!!
このヤマベ、口の横に針がかかっていただけなので、夫のもとへ掴んで持っていった。生かしてつれ帰るためだ。
夫に見せると「ほほう」と。
で、新しいぶどう虫をつけてもらい、同じポイントへ。
そこでまた、なんだか棹が重い。
上げようとして、見たら、さっきのヤマベより大きな魚があがってきた。あわててあげようとしたら、ぼちゃんと落ちた。逃げられた…。悔しい。
餌もっていかれたか、替えたばかりなのにと思ったら、餌どころか、針までなくなっていた。大物だったんだ。
それでまた夫のところへ行き、針をつけかえてもらおうとすると、「さっきカワセミが近くに来てたぞ」と。それも番で。えー!!飛ぶ宝石、カワセミ。見たかった!!生で見たことないのにーー。
私は「でもメスってジミなんでしょ」と聞くと「メスもオスと同じぐらい綺麗だったぞ」………なお悔しい。
夫は「大声で呼んだんだけど、おまえさん真剣に川見てたから」と。
あ、そうか、大物をあげそこなった時か。それは興奮していて、聞こえなかったかも。
夫は、私の言う大物がどこまで大物かギモンそうだったけど、針をつけかえてくれた。私は「あれは私の獲物だ。あれを釣らなきゃおさまらないわ」と鼻息荒く言うと、笑ってた。
ポイントに戻ると、父が戻ってきていたので「彼がカワセミ見たって」と言うと「俺もさっき見たぞ」と。…さらに悔しい。見てないの私だけだなんて。ズルイ。
気をとりなおして、あの大物を狙おう。
ところが。虫もつけてもらって、早速戻って、同じ場所に棹を落としたら…1分もかからず、またキターーー!!
あげてみると、今度はあがった。大きい!!さっきのヤマベよりも。
私は魚に向かって「おまえだねっ!?さっき私の針を持ってったのは」と言った。父が見ていて、びっくりしてた。反射的に夫の方を見ると、こっちを見ていたらしく、私が「どうだ!!」と言わんばかりに魚を指指すと、拍手のジェスチャーをした。
さっき、「あれを釣る」と言って、すぐだった。まさしく有言実行だわ(笑)意気揚々と夫のもとへ行って、今あげた大物を水槽に放すと…なんと、それよりも大きなニジマスが、ゆうゆうと、泳いでいるではないか。
「あなたが釣ったの?」と聞くと「さっきね」と。負けた…。
そのあとは、小さいのがかかってきたけど、私のあわせが下手なので、ボチャンと逃がしたりした。でも私は「あんな小さいの、何も惜しくないわ」と笑った(笑)。本心だった。最初の大きなヤマベと、ニジマスをあげただけで、満足だった。
釣り餌がなくなったので、夫か父につけてもらおうと思ったけど、二人とも、熱中していて、声をかけるのがためらわれた。
そこで、私の、予備の棹についていた、ぶどう虫をはずして、今使っている棹の針に…。
…うーーーん。触りたくないなあ、イモムシ。どうも、幼虫って苦手だ。しかし、仕方ない。いやいやながら、掴んでみる。う〜〜!!
…すると、なにやら、意外な感触が。ふにっとしてて、ほにょほにょしてて、なんだかちょっと、キモチいいような(笑)。
…このぶどう虫、けっこう、さわり心地いいかも〜。
↑…ああ、なんだか、どんどんワイルドになっていくなあ、私(笑)。
あとで夫に、「ぶどう虫って、意外に、さわると、ふにょふにょしてキモチいいね」と言うと「もっと気持ちいいのはお蚕さまなんだよ」と。
…ああ、お蚕さまね。昔、遠足で、桑の葉にいるのを取っていた同級生がいたなあ。いつまでも手にのせて触っていたっけ。私は虫嫌いだったので、逃げてたけど。…そうか、いつまでも触っていたいぐらい、キモチいいのか。
この会話を聞いていた母が「蚕なんて触りたくもない。いやらしい」と。注.母のいう「いやらしい」は、エッチな方の意味ではなく、人の嫌がることをして喜んでいるような場合に使う意味である。
釣りに戻る。
ヤマベとニジマスの大物をあげた場所は、もういないらしく、かかりが悪くなった。
そこへ、夫が来たので「そこもういないと思うよ」と言ったけど、彼が棹を下ろすなり、アタリが!!しかも、棹がものすごく曲がっている。これは尋常でないなと思ったら、いきなり、棹があがったので「逃げられた?」と聞くと「棹折られた」と。ほんとだ。棹の先の方から、折れてなくなっている。なんと!!まだ、あの場所に、彼の棹が折れるような大物がっ!!
彼は胴長をはいていたので、その場所にどぼんと飛び込んで、彼のオレンジのオモリのあるところを手でたぐって、棹の先と、魚を生け捕ろうとしたんだけど…少しして「逃げられた」と。棹の先とオモリだけを手にして、川からあがってきた。…残念でした。
そのあと、太陽がかなり真ん中になってきて、魚たちのお食事タイムも終わりになったのか、全然かからなくなったので、彼も、しばらく、大物狙いで粘ったけど、諦めざるをえなかった。
アブの大群をふりきって、ポイントを後にする。
来年こそは…。
帰る途中、牧草ロールが、おあつらえ向きに、ごろんごろんと転がってる様子があって、それがいい風景だった。写真をとればよかった。後悔。なんだか今日は、カワセミといい、牧草ロールの写真といい、逃してばっかり。
祖母の家に戻り、釣果を見る。

これは父の。20何匹だったかな。父が数えていたけど、私は聞いていないので。

これが私の。イワナ6匹、ヤマベ6匹、ニジマス1匹。
数は、去年一昨年の100匹以上に比べると、激減したけど、20cmクラスのニジマスをつりあげたので、満足度は今年の方が大きかった。
この大きさなら、燻製にできたかも…と口にすると「今度は燻製の道具も持参するか?」と夫。…やりそうだ、彼なら。
その場でさばいて煙をかけるんだそうな。そうか、山の中で煙をたけば、ご近所迷惑でもないし(笑)虫も逃げていくし。イイことだらけ。
来年は、燻製もしたいなあ…でも、そういう準備万端にして行くと、大きな魚がかからなかったりするんだよねえ(笑)。

これが夫の。数えてないけど、このうち2匹は私のだ(笑)。
一番大きなニジマスが、なんだか元気なさそう。夫はたびたび水を替えたけど、酸欠になったんだろう、多分。
私のヤマベは元気いっぱいでゆうゆう泳いでいる。
父の魚は、クーラーにいれてないので、みんな死んでいるので、それから内臓をとる。夫、母、私で手分けして。父の魚を処理したあと、今度は、私の方の、死んだ魚の内臓とり。それも済んだら、今度はいよいよ、水槽の魚を…。
毎年、死んだ状態でもって帰ってきていたから、水槽で泳いでいる魚達をみて、母は最初「この魚飼いたい」と言ったけど、水の管理が大変そうだ。すぐ死んでしまうだろうといわれて、諦めていた。飼うことは諦めた様子の母だけど、さて、生きてる魚の腹をかっさばく段階になると「私にはできないわ。可哀想」と、台所から逃げてしまった。
…まあ私も、クーラーの水槽で泳ぐ魚たちに、多少情が移ったけど…でも。「釣った責任だ、私がやる」と、勇ましく、クーラーから、小さめのイワナを掴み出して、まな板へ。
ところが。これまで、死んだ魚しかさばいたことのない私、生きてる魚は当然暴れるので、おとなしくまな板にのっかってない。苦戦してると、巨大ニジマスの生き造りをしていた夫が「首の後ろをちょっと切ると、やりやすくなるよ」と。やってみた。…なるほど、おとなしくなった。でも死んでないようだ。彼に聞くと、これが「しめる」ということらしい。「しめる」って、ほんとは死ぬまでやるらしいんだけど、私の切り方が不完全だったのか、内臓を出してからも、そりかえって暴れていた(きゃ〜)。
そうやって、1匹1匹、水槽から出しては処理した。

これは夫があげた、本日一番大きな獲物。測ってみると24cmあった。あとで測ると、私のヤマベが16cmだったので、ということは、私があげたニジマスは、だいたい20cmぐらいということになった。
まな板で内臓やエラを出しながら、すごく残酷なことをしているような気がしてきたけど…でも、考えてみたら、食べ物って、ほとんどが、動物や植物だ。スーパーで売っている切り身の魚だって、もとは生きた魚だったんだし。切り身になってたらよくて、今、生きてる魚をさばくのは可哀想なのかな。どの動物だって、食べなきゃ生きていけないんだし。というわけで、あまり、罪悪感を感じないようにした。
私が夫に「母、可哀想でできないって逃げた」と言うと「でも、きっと、刺身にしたら食うんだよね〜」と言うので「そりゃ食べるよ」と言った。新鮮な魚だ。食べないわけない。
あらかた処理が終わって、残りは、私の釣り上げた、大型ヤマベ一匹。これはさすがに、私も、処理しかねた。
夫の作ってる刺身は少し時間がかかるので、私は水槽のヤマベに「あんたもうすぐだよ、呼ばれるの」と、話しかけた。
もうヤマベ一匹しかいないので、広い中でゆうゆう泳いでいるのを見ると、ちょっと迷いが出てしまう。でも夫に「これお刺身にできるかなあ?」と聞くと「すんごく小さくなっちゃうけどね、できるよ」と。
そうか。私は、ヤマベは、フライとか、から揚げとか、焼き魚でしか食べたことがない。ぜひ、お刺身で食べてみたい。
そこで私は、水槽のヤマベに「ありがとう。君のことは忘れないよ」というと、ニジマスをお皿に盛っていた夫が笑い出した。
その後、夫が手際よく、ヤマベを生き造りにしてくれた。
おろす時はさすがの私も見なかったけど、お刺身になって出てくると、美味しそうに見えるから不思議。
あれだけ、可哀想可哀想といっていた母さえ、お皿に盛り付けられた刺身を見ると「ま〜おいしそう」と。…さっき、生きたまま処理している夫や私を、すごく残酷な人間みたいに見てたくせに(笑)。

ほとんどがニジマスで、ヤマベは手前側にほんの少しあるだけ。
それを、父、母、叔父、夫、私の5人で、あっという間に食べてしまった。美味だった〜♪
母なんて、あれだけ可哀想って言ってたから、食べないのかと思いきや、美味しい美味しいって、喜んで食べてた(笑)。
ニジマスとヤマベのお刺身は初めてだ。
川魚は死ぬと早く腐っちゃうので、生きたまま持って帰ってきたからこそできた。
この釣りに出るようになって5年たつけど、夫が「今年はクーラー持参で行く」と言った時、私はどうしてかわからなかったけど、現場で水槽に水を張っているのを見て「ああ、生きたまま持って帰るためか」と納得した。
お刺身にしながら「これがやりたかったんだ」と言っていた。
ヤマベはちょっとしかないので、みんなでわけあって食べたけど、ニジマスに比べると、身がねっとりとやわらかく、小骨もなくて(←これは夫が綺麗にさばいてくれたからだけど)実に美味だった。
ニジマスは、ヤマベより身がやや水っぽくて、小骨も少しあり、味も淡白だけど、それでも、とれたての魚をお刺身にしたんだもの、おいしくないわけがない。あっという間に間食。ごちそうさまでした♪
…なんだか今日は、釣りだけで日記終わっちゃいそうだ。
他に書くことがなさそうだし。
ま、その後、内臓を処理した魚は冷凍庫にいれて、それが終わってから、釣りで蚊取線香くさくなったので(虫よけに、焚いていたので)またもや銭湯に。毎日入ってるなあ。
今日は、姉夫婦が先に帰り、初日から一緒にいた叔父も帰り、母は伯母の家に泊まりに行ったので、父と私たちだけになったけど、そこへ違う伯父がやってきて、宴会をやった。ほんとうに、ここに来ると、親戚だらけだわ(笑)。
そしてまた…今日も暑かった!!なんだか、行くとこ行くとこが暑いわ。なので、最後の夜なのに、編みものを出すことなく…。あ〜あ、糸も道具もちゃんと持参したのになあ。でも、この暑さで、編みたくない。
というわけで…今日は釣りで大騒ぎでした。
明日は…駒苫の試合で大騒ぎかなあ(笑)。