くらげちゃん日記

手づくり、その他いろいろ感じたことなど。「日常」をちょっとだけ…。

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さようなら千代の富士

昨日、夜、ネットの速報でわが目を疑った。「九重親方、死去」え!!どうして、と思った。膵臓ガンだったとは。知らなかった。
夜まででかけていて、家に帰ってネットを開いたら、訃報が飛び込んできた。
ファンであったし、一番、日本人力士が強かった頃の、一番偉大な横綱であったと私は思うので、言葉にならない。
北の湖がなくなって、今度は千代の富士が…

テレビでも速報が流れ、街では号外がくばられたそうな。当然であろう。
私も、お風呂から出てきた夫に「千代の富士(さん)が死んだよ」と言うと「え?」と。膵臓がん、の一言で、納得していた。

結婚前は、家にテレビはひとつしかなくて、場所中は、5時から6時までは相撲の時間と決まっていた。チャンネルの権利は父にあったので、晩御飯のときは、全員、相撲を見ることになる。でも、あの頃の相撲、面白かったなあ。北の湖が引退しても、強い日本人力士はいっぱいいた。千代の富士に関しては「細いなあ、からだも小さいし、勝てるのかなあ」と、失礼ながら思っていた(ごめんなさい)。あの、足のあがる角度がすごいなあ、と思った。ほとんど真上まで上がってるし。他の力士ではあそこまではあがるまい。
その後千代の富士はどんどん強くなり、大横綱になった。うちの夫なんかは「北の湖の全盛期のほうが、強いイメージがある」と。まあ、インパクトはそうだろう。なにをしても、勝てない。憎たらしいほど強い。そういわれていた。でも、千代の富士は、憎たらしい感じはないけれど、強くて、勝てそうもない、そういう横綱であった。
私は、一度だけ、実物にお目にかかったことがある。あれは、なんのイベントだったかな…とにかく、なんかの会がホテルみたいなとこであって、そこに、どうしてだか忘れたけど、私も行って、千代の富士さんと、握手もしていただいたし、写真も撮っていただいた。現役の横綱だった頃だと思うが、とても、気さくで優しく、テレビで見るそのまんまだった。ご本人にお会いして、思ったことは「こんなに、筋肉質のお相撲さんがいるんだなあ」と。失礼ながら、私のイメージでは、お相撲さんって、ちょっとぶよぶよというか…でも、千代の富士さんは、あの当事そんな言葉はなかったけど、まさしく「細マッチョ」なお相撲さんだった。
引退されて親方になってからも、テレビでおみかけしていた。一番覚えているのは、何年まえだったか…「なんでも鑑定団」という番組で、九重部屋の力士たちをまねいて、お宝を鑑定するという企画だった。親方は、弟子たちの鑑定結果が安かったりすると、笑ったり、からかったりしていて、ご自分の持参した絵が、たしか2000万円(!!)というような鑑定結果が出たときは、「控えおろう!!」と一喝した。そんなお茶目で楽しいところをよく覚えている。
61歳。…もうちょっと、こちらに居ていただきたかった。

朝から、九重親方の話題で、テレビはもちきりだった。都知事の選挙もあるから、あまり時間ないかなと思ったけど、「ミヤネ屋」では、50分近く、九重親方の映像や秘話などを流してくれた。ありがとうミヤネ屋さん。
相撲界だけでなく、いろいろな著名人の方がその死を悼んだ。でも、私が一番、心を打たれたのは、(元)朝青龍さんのツイッターで「涙がとまらない 横綱たちの横綱よ」と。もっといろいろ書いてあった。その、素朴で、率直な悲しみの言葉に打たれた。朝青龍は、現役の頃はあまり好きじゃなかった。強かったのは認めるが、性格が…なんていうか「強かったらいいんだろう」「勝てばいいんだろう」みたいなとこがあって。横綱は、それだけじゃだめだよ、と思った。
でも、朝青龍の、まっすぐな言葉が嬉しかった。それまでのあんまりよくないイメージは吹っ飛んで「めちゃくちゃ、いい人じゃん」と。
「親方、イトウを釣る約束は?」無念さがストレートに伝わる。
空港でも、コメントを求められて「私の神様ですよ」と。…朝青龍さん、ありがとう。と思った。

偉大な横綱で、北海道民だけが誇りにしちゃアカンが、それでも、同じ北海道出身として、そこだけは、ちょっとだけ誇らしい気持ちになってもいいですよね~。
猛稽古で大横綱にのぼりつめて、相撲にすべてをささげながら、ご家族も愛して大切にして、まさに素晴らしい人生。
早すぎたけど、お疲れ様、ゆっくり休んでください、と。

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| きょうのできごと | 20:32 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

私は丁度東京のイベントに出ていて、帰宅してから知りました。
病気をしてるのは知っていて、あんまり質の良くない病名だったので気にはしてましたが、、早かったです。
横綱の中では一番イケメンだと思ってるし、体つきがらしくなくて、相撲と言うのに抵抗がある人でもカッコいいって言える方でしたね。丁度リアルに観てたし。
また昭和が終わっていく。
自分の余り知らない世代の訃報だとそれほどショックじゃないけど同世代や少し上くらいのだとガックリ来ますね。
もうこんな年なんだなって思い知らされる。残りの人生を悔いなく過ごせるように、そう思うこの頃です。

| piyobear | 2016/08/02 10:23 | URL | ≫ EDIT

そうですね

piyo-bearさん、イベントおつかれさまです。暑かったでしょう~って、お住まいのところのほうが暑いかな?
私も、強烈なインパクトは北の湖なんですが(でてきただけでもう絶対勝てないオーラが)でも、トータルで、千代の富士さんが、一番、お手本にするべき横綱であったと思いました。朝青龍さんの言葉を借りるなら「横綱たちの横綱」…たぶん「横綱の中の横綱」と言いたかったのではないでしょうか。
強く、優しく、ユーモアがあって、家族を大事にして…これぞ横綱、と思えた方でした。
テレビでは小さく見えたけど近くではさすがに大きかったです。一度でもお会いできたことは嬉しい思い出です。
私も昭和の人間なので、なんだか、言い表せない、寂しさというか、侘しさというか…。私も、後悔なく、やりたいことをやろう、と思いました。

| 菜々 | 2016/08/02 20:03 | URL | ≫ EDIT















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